2012年7月より都内を中心に活動するスリーピースインストゥルメンタルバンド。

インストバンド、と言うと皆さんはどんなイメージを浮かべるだろうか?トリッキーなフレーズばかり盛り込んだスタイルや、エフェクターを駆使した人力エレクトロニカ的サウンド etc... 巷には様々なバンドがいる中で、The life plantほど普遍的な「心地良さ」と「ロックのダイナミクス」が同居してるバンドは稀だ。スリーピースならではの、音と音のキャッチボールを眺める緊張感と、その背景に浮遊感を漂わせながらも、聴き手に確実な「まどろみの時間」をプレゼントしてくれるのだ。僕のイマジネーションから引き出してくれたのは、深夜の公園を散策するような気持ち。無人のベンチと何処か寂しげな遊具たちが、まるで何かを語りだす様なフィーリング。しかし、チルアウトと言うにはちょっとロックし過ぎてるし、ダンスミュージックと言うにはスウィートすぎる。彼ら特有のオーガニックなリズムとテンポ感が体内にワンダーランドを増設する、そのサラウンドの仕掛人をThe life plantと呼ぶ。

(印藤 勢 / 新宿ANTIKNOCK)